マザール放射能対策講演会
ファイアープロジェクト
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講演会内容


基調講演

武田先生基調講演

神奈川県に子どもは住んでも大丈夫かにフォーカスをあててのお話。

現状について

全世界に430機の原発がある。日本には54機。震度6に見舞われたのは7つで地震で100%壊れた。
そして重大な事故を起こした。(電源喪失、放射能漏れなど)


子どものために、大人が事実を真正面から見る必要がある。 当面の利権、当面の電力より、もっと長期的に美しい日本に子供たちが暮らせるようにしなければならない。

震度6を経験しそうな原発があるのは日本だけ。海外の原発の安全性は地震大国の日本の原発と違うので、安全性は参考にならない。 もっと厳しく、原発と地震というものを考えていかないといけない。 このまま放置していたら私たちの子どもは第二、第三の福島を経験してしまう。 地震にも大丈夫な日本の原発を作る必要があるが、これには相当な時間を要する。

こどもを持つ親として、原発事故の事実を正面から見る勇気を持ってほしい。
被ばくについて 現在、「1年まで20ミリシーベルト、100ミリシーベルトまで浴びても大丈夫だ。」「 放射線に当たった方が健康になる」などと言っている日本の専門家のほとんどは 原発事故が起こるまでは1年1ミリシーベルトを守れと言っていた。

日本の法律は「放射線は出来るだけ浴びないように努力しないといけない」となっている。 具体的には1年1ミリシーベルトを守れ。 原発の従業員には20ミリ。 3月12日を境にがらっと変わってびっくりした。


事故直後、官房長官が「直ちに影響がない」と繰り返した。 お母さん方みんな直ちに影響がないことはわかってる。5歳の子どもが10年後に病気にになるのが可哀そうだからどうしたらいいかと思っている。 日本国民はバカじゃない。


文部科学大臣が福島県の子どもは20ミリシーベルトまで我慢させると言った。ICRPが言ったからいいじゃないかと。 1年に400回のレントゲンと一緒。小学校は年間200日の開校なので、1日に2回ずつレントゲンを受けている状態。 日本のお母さんは非常に慎重で子どものことを考えるので、乳幼児自暴率は非常に低く、子供が健やかに育っている。 学校長は文部科学大臣の命令だからと従う。
多くの学校関係者から連絡をもらい、教育委員会等に連絡をしたが全くだめだった。 食品の暫定基準について。 地産地消の目的で子どもに給食で食べさせる。
空間で20ミリ、給食で10ミリ。政府はこれを福島に課している。


東電は信用を回復するチャンスはある。 世界的に1年1ミリシーベルトと合意した。 そのため、海外旅行に自由に行けるし海外の食品も食べられる。 これは世界1年1ミリと20年前に決定したから出来る事。
成人男子で1年5ミリで病気になった可能性がある。 原子力発電所で働いていて、白血病になった方がいて、労災認定された。 そのため、従業員も1年1ミリシーベルトを守ってきた。そのように電力会社も努力してきた。
文部科学大臣が20ミリでも大丈夫と言った時に、真っ先に電力会社が反対しなければならない。 世


田谷で高濃度のラジウムが出た、しかしそこに暮らしている女性は健康だというが何の意味もない。 放射線による危険性は、1000人に1人、放射能の影響で病気になった場合は大変なこと。 999人の健康な人の例を出しても意味がない。
一番弱い人たち、幼児が病気にならないようにということが重要である。

1.5mSv/y(自然放射線量)+1mSv/yで合計2.5mSv/yで抑えるために。

水、ほこり、空間線量、食材を気を付けなければならない。
水0.1ミリシーベルト ほこり(4月と違い、空間に飛んでいる放射性物質も減ったので)横浜なら0.1ミリシーベルトに収まる。 空間線量0.4 食材0.4 1時間に0.1マイクロシーベルト以下に住んでいれば空間線量0.4ミリでいける。 食材40bq/kg以下を食べていれば0.4を守れる。


東京都横浜の間、川崎、品川だと0.1を少し超える。 放射性物質がどこに落ちるかはわからないが気流が乱れるところ、都心の高層ビルなどに落ちやすい。 4階以上でコンクリートの建物に住んで危険なところに行かなければ、平均0.15のところでも0.1以下の生活をすることは可能である。 0.1以上のところなら、危険なところを把握するためマップを作った方がいい。

食材について 。

状況に寄って変わってくる。

関東に飛んできている放射性物質は3月~4月はほこりに付着してふわっと地面に付着している。風が吹くと吹き溜まりに集まる。 梅雨になると屋根に落ちたものが雨で流れ、樋に集まる。梅雨が終わり、台風の時期になるとストロンチウムやセシウムが水酸化物になりコンクリートやがれきに染み込んでいる状態になる。

その状態と食材を組み合わせると、最初は葉物が汚染される。しばらくすると土が汚染され、きのこなどの土から吸うものが汚染される。 現在はきのこ、魚、新米、牛乳を気を付ける。
主力の食材に気を付けていれば、その他添え物や調味料などは多少汚染があっても量が少ないため、それほど気にしなくても良い。 新米は今のところ大丈夫だが、嘘をつく可能性がある。3か月ほどでウソがばれたり落ち着いてくるのでそれまでは九州などのお米を食べる。 牛乳についてはメーカーがベクレル表示するべきであるがしない。しないということは入っているという事だ。 おそらくは大丈夫だけれど、チェルノブイリでは汚染された牛乳で甲状腺がんを発症したケースがあるため、慎重に。

行政が子供を守るという信念を持ってやるべきだ。

(実際は複雑な計算を、単純化してざっとした計算は500bqを100で割れば5ミリシーベルトとなる)
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パネルディスカッション

事前質問を元に、各先生方と特別ゲストの方のご意見を伺いました。

Q:横浜市は現在住んでいて大丈夫か?

武田氏
武田氏
幸い、放射線の直撃を受けなかったので0.5~7歳の幼児も住むことが出来るが、1階に住んでいる人などは除染するなど少し注意しながらが良い。江東区などは計算しても、どうしても1ミリを超えてしまうのでお父さんお母さんの判断が必要。
横浜はまず大丈夫。給食など、市が市民を守るという姿勢になっていない。まずは配った広報誌を回収しないと。

Q:横浜市の広報に書いていた5ミリシーベルトに関して

武田氏
武田氏
食品安全委員会で日本の食糧が足りなくなるかもしれないから1ミリから5ミリへという専門家がいた。 日本の自給率は40%、汚染された面積は多く見積もっても40分の1なので日本の自給率には大きく影響されないため、食料が足りなくなるから汚染された食材を出してもいいというのは間違っている。
安心して食べるには40bq/㎏以下。

Q:牛乳とお米について。1bq以下なら大丈夫か?

伊藤氏
伊藤氏
牛乳は様々な産地がある。自分の家では関東の産地のものは飲まないとしている。牛乳に関しては信用できないところがあり、カルシウムを取ることに関して牛乳を排除しても大きく影響しないと思っている。
学校は責任を持って測定、自治体もしっかりと測定をする体制を作らなければ。
牛乳以外でもカルシウムを取る選択肢があるので、牛乳を排除しても問題がないと思う。
安田さん
安田さん
教室で娘が一人だけ5月からお弁当にしている。牛乳をとりあえずやめたり、汚染されている食材だけ排除されているお母さんが多い。例えば牛乳をやめている子どものきのこご飯のきのこを取り除いている担任の先生がいるが、これは先生の仕事ではない。
給食はすべて残さず食べられるものを出すべきだ。
小林さん
小林さん

小学校は1校の食材を選んでひとつずつ検査するという体制。保育園は食材の仕入れが各園にゆだねられているため、判断も各園にゆだねられている状態。
子どもの通っている園では、牛乳の産地を北海道に変更してくれた。

Q:政府の広報とは?

下村氏
下村氏
菅元首相から政府がやっていることがなかなかうまく伝わらないということで、広報に呼ばれた。試行錯誤しているが、3月11日以降、被災されている方に必要な情報を発信しないといけないと思った。
まずは各省庁の情報を1か所に集めてウェブサイトを立ち上げた。
民間からの採用であと1年あるのだが、原子力の問題で何をどうすべきなのかを精一杯伝えていきたいとやっている。
今日皆さんからの声を官邸に届けて反映させたいと思っている。

Q:政府からの情報操作があるように思えるが。まるで原発事故が収束したかのような報道は?

下村氏
下村氏
そう思われることが広報がきちんと出来てないということで申し訳ない。今日政府の自己弁護に来たわけではないので、ここで言ったことは率直に受け止めてもらいたい。
事故直後、菅さんと枝野さんは「不都合なことでも隠すな」と言った。

Q:でも、隠しているように見える

下村氏
下村氏
ただ、「不確かなことは流さない」ようにも言われた。原発事故について、誰も炉の中を見たわけではないので不確かなことが多かった。
データを色々な科学者に確認しても、言ってることがみんなバラバラで確実なことはなかった。

Q:多面的な見方とは?

下村氏
下村氏
情報はスポットライトが当たっているところ以外も報じてない暗がりがある。スポットライト以外も見ないといけない。
新しい情報が耳に入った場合にどう捉えるか、というのをメディアの人間として伝えたい。 下村氏:木下黄太氏の例を挙げる。木下氏はブログで「柏市で何人もの30代40代の春から秋にかけて心臓の突然死を聞いているが、放射性物質の影響でなければと思っている。だが、疑いを持ち続ける。」
木下氏はいつも非常にうまく正確に表現している人であるが、受け止める方は「普段はどのくらいの人が突然死しているのだろうか?」と 考えないといけない。それが科学的な情報の取り方。実際に調べると、視野が広がる。
40代の日本人の人口10万人あたりの心疾患の年間の死亡人数は20.3人。柏市の人口は40万人。春から秋を半年とすると、柏市で毎年40人は亡くなっているということになる。何人も亡くなったことを聞いても特別なことではない。因果関係が示されてないが、だから関係ないではなく、だからわからないな・・・ということ。
何が起きてるか知ろうとするには、客観的な視点が大事。
長崎重信氏 原爆の被ばくでは100ミリシーベルト以下の相関関係は見い出せません。100ミリシーベルト以下の被ばくとガンの発症との因果関係は証拠が得られない。これは科学的事実。と言っている。
これは、100ミリシーベルト以下だと大丈夫と受け止めるのではなく、大丈夫とはどういうことだと責めるのではなく、そのまま受け止める。
受け取り手が情報を鵜呑みにして振り回されないように。
武田氏
武田氏
科学的には100ミリシーベルト以下の状態で科学的に因果関係が示されているデータはある。だからこそ今まで年1ミリシーベルト以下だった。
山下俊一氏はある意味政府が拘束しなければならない。法律で1ミリシーベルト/年と決めているのに100ミリシーベルトと自由に発言している。間違った学問を言っている。福島を実験場にするために大丈夫と言っている。政府は法律に従いなさいと言わなければ。
科学者が100人いれば100人科学的見方が違うが、子供たちが被ばくしている最中に少し議論を控え、被ばくが終わってから再度議論するべき。今議論して間違っていたらどうするのか。
伊藤氏
伊藤氏
検討委員会の人員は政府が選んでいる。だいたい決まった方向へ議論が集約するような人選をしている。
菅さんは「情報を隠すな」と言ったとは思うが、一方で果たして正しい情報が菅さんまでいっていたかどうか。
真顔でメルトダウンはしないと言っていたのに実際はしていた。正しい広報をしない限り、政府は信用されない。
政府はいろんな意見は聞いてない。20ミリシーベルトの問題のさい、文科省は原子力安全委員会のお墨付きをもらったと言ったが、当の安全委員会トップの斑目氏はそんなお墨付き出した覚えはないという。
政府ではこういうことが起きている。高木文部大臣は福島の学校は除染さえ必要ないと言っていた。
武田氏
武田氏
3月の末には原子力安全委員長斑目氏、日本原子力学会、保安院の技術陣、多くの専門家、武田氏自身、みんな炉の中は壊れていると言ってた。東電と政府は壊れてないと言った。新聞には「壊れてない」という報道が載った。  
2か月後、東電がメルトダウンを認めたら「メルトダウン」と新聞に出た。新聞記者に知ってたのに何でその時書かないのかと聞くと、公的な発表しか通らないと言う。不確かなのは政府や東電だ。
本来、汚染された食材を他県の子どもが食べるのではなく、汚染されていない食材を福島の子どもに送るというものなのになぜか逆転してしまっている。

Q:先々病気になった際、放射能との因果関係を調べるために何を残しておけばいいか?

伊藤氏
伊藤氏
日記や子供の状態を記録したもの、客観的データ。尿検査だと現在地がわかるので、今どのような状態であるか把握するために有効なので基礎データとして一度手に入れておいた方が良い。
現状どれだけ被ばくしているかは3月12日以降10日間にさかのぼっては調べることはできない。
チェルノブイリも長い時間かけて何かが起こっているので出来る限りゼロ被ばくを目指した生活をする。
この先どのように変化していくかを見るには現在の子どもの状態もしっかり見ておく必要がある。

Q:保護者の立場からどのように過ごしていくべきか

武田氏
武田氏
専門家は全員御用学者のようなもの。どこからか賃金を得て研究している。自分たちは親だということと組み合わせて考えていく必要がある。
野菜などのベクレルを測り、線量を測り、出来るだけゼロに近い被ばくで生活するように努力する。子供はこの先50年注意していく必要がある。大変だが、やっていかなければならない。
伊藤氏
伊藤氏
親の責任とは。かけがえのない子どもたちに何をしてあげられるかを考えると、政府が言ってるから安心だとか専門家が言ってるから安心だということに頼らないこと。     
これから長い間、放射能と一緒に暮らしていかなければならない。放射性物質は拡散させないことが原則なのに政府は日本中にばらまこうとしている。     
その環境の中で子供を守れるのは、それぞれの親だ。
報道や政府の発表を信用するためには根拠が必要。
給食については現状は子供にストレスを与える状態。強い意志を持って自分の子どもを守っていくというのはとても大変だけど、ここに集まった人たちのように全国に仲間がいる。政府、行政に対しては声をあげていかなければならない。
敵は放射能だ。学校などで放射能を怖がるお母さんを卑下する雰囲気もあるが、めげないで一緒に頑張っていきましょう。
下村氏
下村氏
横浜市に本社を置いている外資系の放射能測定の技術を持った会社の方と話した。福島の自治体が除染したものが効果があったか調べることになった。
この活動は続けたいが、資金が必要。行政からお金をもらってやった瞬間に、御用会社と言われてしまうと悩んでいた。
真剣に検査した結果もまともに見てもらえなくなる空気がある。
政府の大本営の時代ではない。全部オープンに流れる時代になっている。
武田先生は全員御用学者だと仰ったが、その切り口で本質にたどり着けるかは疑問。
危険・安全、それぞれひとつひとつ、何を根拠でそういうのか?と受け止めて行かないと。
安田さん
安田さん
自国の事故だから政府の発表はそもそも信用できないとまず思った。
国や県や市が子供を守ってくれないなら親が守らないとと覚悟を決めた。色々と半年頑張ってきたが給食問題は手を出せない。
陳情、請願、要望などやってようやく344校中1校毎日検査してくれるというところまでこぎつけた。
ここまで来るのに半年もかかってイライラした。
何でイライラしたのかを考えると、これをやってください、あれをやってくださいと人任せだからだと気が付いた。
自分たちで確認できる測定室を立ち上げようということになった。
スーパーで買い物できるものが少なければ、危機感を持った人を増やしていけばいい。そうするとスーパーも
おのずと対応が変わってくると思い、そのような活動にシフトしていっている。
小林さん
小林さん
鶴見区でのホットスポットを確認するために、測定器で線量を測る活動をしている。結果はグーグルマップで確認できるようWEBで公開している。
周りのお母さんとの温度差は自分も経験しているがチラシで伝えたりして草の根運動が地域で広がるのが大事だと思う。

質疑応答

会場に参加された方からの質問に、先生方が回答された内容です。具体的なコメントを頂けました。

Q:スギ花粉はセシウムが入っているのか、入っていればどうすればいいのか?

武田氏
武田氏
放射性物質は木にくっつく。木の葉を落とすことが一番いいのだが、基本的にマスクをするのが一番。インフルエンザウィルスより大きいのでインフルエンザ用マスクなどを使用する。
土の下に落ちた放射性物質が舞うほどではなくなってきているので、花粉の時期にはマスクをすることが大事。
杉の木を切ってくれれば花粉症もなくなっていいのだが(笑)

Q:9月末に参議院予算委員会で風間議員が基準値を守る質疑をした。子供に関しては外部内部含めて年間1ミリシーベルトをきちんと守ってほしいということを言い、野田首相も基準値は見直したいと答弁した。
もう2か月も経って、基準値の高い食材も市場に出てきて、給食にも出るのではと危機感を持っている。暫定基準値の見直しはいつごろになるのでしょうか?

下村氏
下村氏
いつ見直しするとここでは言えないが、帰ってすぐ聞いて新しく発信するWEBサイトに反映させます。

Q:雪が降った時の問題と子供の尿検査をしたらセシウム137とセシウム134合わせて0.8が出た。この数値について伺いたい。

武田氏
武田氏
雪に関しては大きな影響はなく、いい方向にいくと思う。雪が土の上に振ってじわじわ地下にいく。
セシウム134が入ってなければ比較的安全だが、計算してみないといけない。物理的半減期と生物的半減期があるので再計算してみないといけない。
0.8はちょっと微妙な値かな・・・と思う。
海外に避難し、食品にも気を付けていた。その生活でセシウム0.8は考えにくいが。再計算が必要なのでわかればブログなどで発信します。

Q:空間線量が0.1以下ということだが、シンチレーションで0.1以下でも大丈夫か?

武田氏
武田氏
はい、いいです。測定器はあまり関係ないが5万円以下はちょっと雑で出てくるのは気を付けないといけない。

Q:窓も開けず、ふとんも干さず、洗濯物も家の中で干している。このまま外に干せないのか?
きのこ類は室内で栽培していると思ってたのでずっと食べていた。詳しく聞きたい。

武田氏
武田氏
横浜市は海風が入ってくるので3月はちょっと高かったが、今は空間には飛んでないと思っている、。
6月までは3階くらいまではあがっていたが、今は2階なら大丈夫。
ふとんも、干した後叩けばかなり減る。全般的に注意することは大事だが。
きのこの数値が下がってきたらブログに書きます。
魚については細かくブログに書いている。政府が基準を40bqにすれば買える魚は増えるのだが・・・。例え何か食べてしまっても、気づいた時点でやめればそれ以上の被ばくはしない。

Q:6歳の子どもがいる。伊藤氏が今出来ることは基礎データを取るということをおっしゃっていたが、髪の毛を保存しているのだが、何本くらい必要か?基礎データというのは尿検査ということでしょうか?

伊藤氏
伊藤氏
何本というより、ある程度保存しておいた方がいいと思うが、髪の毛で検査が出来る正確に検査できるところが少ない。
尿検査は機会があればやったほうがいい。見えない被ばくが大きくてそういうデータは貴重だと思う。
血液検査も、基礎的なものとして一度やってみてはどうか。
武田氏
武田氏
古い時代は水銀汚染について調べた。髪の毛は血液から出来ていく。その際、金属をかかえて出ていくので体の中の金属を調べることが出来る。
髪の毛を保存しておくのは強力な物証になると思う。地肌から抜いても切っても同じ。

Q:内部被ばくをしてしまった後、排出する方法があれば教えてほしい。

武田氏
武田氏
排出するのは類似金属を取るのと代謝を上げること。骨の場合ストロンチウムを入ってしまうが、1日200ミリグラム交換する。
カルシウムの継続摂取が有効。
ホルピシス効果とは。ラドン温泉に行くと、放射線が強いのでがん細胞が出来る。ガンを潰すために抑制物質も増える。それから家に帰ると、がん細胞はなくなり制がん物質は残る。
子供の被ばくでいうと、現在体内にがんも増えているが抵抗力もついている。だから、体を休めて被爆を薄めてやる。
(放射能汚染が少ない地域に旅行などで体を休める期間をつくる)
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