マザールを企業した想い ネーミングの由来 2004年4月からの歩み 3.11大震災を経てから

 


マザールは2004年4月にスタートしました。広告企画制作業という業種で看板を掲げ、2012年春 9年目を迎えました。 97年11月に息子を出産し、当時勤務していた広告会社は2か月の産休のみで職場に戻らねばならなかった私は、クリエーティブでコピーらおたーとして働き続ける中、1歳半の息子を抱えて離婚も経験し 親権は私が取ったものの、精神的にも肉体的にも追い込まれてどん底でした。女ばかりの職場でも立場が違うこともあって弱音は吐けず、
同じような子育て中の仲間も皆無でとても孤独感をあじわいました。
今なら笑い飛ばせるようなことも、当時は心に少しも余裕がなくて
マタニティーブルーを引きずっているような不安定さでした。「ひとり親は子どもがダメになる」とか「保育園児はかわいそう」
「こんな小さな子を置いて仕事なんて……」といった当時の偏見やバッシングに
反発を抱きましたが、子どもを育てるためには母親の私が経済的に自立することは
必須でした。そのため、偏見をもつ異論者たちを次々に協力者として巻きこんで
気がつけばそれが自分のスタイルとして15年が過ぎようとしています。
目指す方向や目的が同じなら、人として心通わせて
つながっていけると、私は考えています。
子どもを幸せにするには、まず、母親が幸せであること。
そういう想いで、マザールはママさんサークルのようにママだけで固まらず
ママ予備軍も、ママではない女性も、かつてママだった人も、オトコの人も
一緒になって、笑顔で、元気に、時を重ねていきたい。ネットとリアルをどちらも活用しつつ、
お母さんへ届く情報やモノ、場づくりをしたいと思ったのは
自分が共感できることを仕事にしたかったからです。
大企業やマスコミがうみだすブランドがマーケティング志向で
大量に売れれば成功するモノからは、
魅力を感じることができない自分がいたのです。たとえ小さくても「想い」のある企画、ブランド構築を
手がけていこうとマザールを媒介に、たくさんの人と出会ってきました。
たとえばKAKERUインタビューでは、お母さんや子どもへ新しい取り組み、仕事をしている方、
何よりも感動できるストーリーをお持ちの方とつながって応援すべく、
あべみちこ自らインタビュアーとなって記事にして取り上げています。またナラオ!という少数が集える講座をさまざま企画して
技能を身につけることよりも、そこで過ごす時間を楽しみ、
そこに集まる人との交流から、何かの気づきを得られる場として
たくさんの方に参加して頂いております。
2012年春から「JoB-sen☆トークライブ」もスタートし、
3.11後のお母さんの『働く』を考える、つながりの輪を拡げていこうと試み中です。2008年8月に音楽家・秦万里子を応援する「はたまり隊」を
立ち上げて早5年目。ここからさらに共感の輪は全国各地に拡がっています。
マザールでは世の中のお母さんが元気になるために起こす一歩を
歌や音楽、コーラスを通じて表現することを推進しています。小さいけれど、楽しくてあったかくて元気になることを
想いの共有できる方とわかちあってゆきたい。
これからもマザールを頼りにしてくださる方が増えてゆきますように。
小さな会社、小さな私でしかできないことをこれからもコツコツと
積み重ねて参ります。2012年3月吉日 有限会社マザール 代表 あべみちこ



*ツイッターでもおしゃべりなう。

有限会社マザール 代表取締役 / コピーライター&クリエイティブディレクター
あべ みちこ


東京生まれ、横浜在住。明治学院大学法学部法律学科卒業後、外資系広告代理店で営業職として勤務。2年半で自主退職し念願のコピーライターとして複数の広告制作プロダクションで実績を重ねた後、大手広告代理店の子会社クリエーティブ局コピーライターとして中途採用。入社間もなくで妊娠が発覚。結婚、引っ越し、出産、育児、復職、離婚と立て続けに経験しながら働き続ける。12年間の広告業界経験をもとに、その後妊娠・子育ての情報媒体としてwebと雑誌で展開する「ベビカム」で編集長を2年間務め、Webの企業タイアップコンテンツ企画制作、読者参加型イベント企画運営、雑誌の編集企画などネットとリアル を連動した企画を複数立ち上げ、単なる育児系コミュニティサイトの脱却を図る。

04年企画制作会社として有限会社マザールを起業。コピーライター&クリエイティブディレクターとして企業や起業したてのブランド戦略、マーケティング、プロモーション、多種多様な商品やサービスの広告企画制作に関わっている。従来の広告スタイルにこだわらず、母親の立場から子育て、教育、環境をテーマに記事執筆及びインタビュー取材などをするインタビュアーとしても活躍中。 食と絵本の評論や物語創作、親子対象の絵本お話し会などを通じてボランティア活動も行う。「仕事は人から与えられるものでなく、自ら創りあげるもの」「ご縁のある方との良好な関係づくりが何よりも宝」を理念とし、仕事へ取り組んでいる。

2011年10月25日に横浜市鶴見区サルビアホールで主催した「放射能対策講演会」では500名以上を動員し、コーディネーター兼司会進行役を務めた。第二弾として2012年7月11日横浜関内ホールで開催決定。お母さんに情報を届けるため、今後もライフワークとして取り組む意思をもつ。

私生活では、2010年私立中学受験を経験した息子は現在中学3年生に。Blog「きょうも、ひとつずつ」で『うるさスギオ』のテーマで思春期の息子について、たまに日記に綴っている。

著書に「ものがたりレシピ」(幻冬舎)、「たべものかるた」(ほるぷ出版)、
監修に「赤ちゃん絵本ノート」(発行:マーブルトロン/発売:中央公論新社)、
取材・構成に「絵本アルバム」(ほるぷ出版) がある。